2008年10月5日日曜日

一回きりの人生を超えた世界

僕たちは何故生まれてきたのだろう?
いくつもの前世があり、その度にやり残したことや後悔があり、喜びや悲しみを再体験したり癒したりする必要、そして更なる向上を目指して新たな人生の冒険を決意して生まれてくるのだろうか。しかし僕たちは生まれてくるとともにその目的も過去もすべて忘れ去ってしまう。それは毎回の人生を新鮮に体験するための仕組みなのだろうか。意識の表面では僕たちはこの一回きりの人生しか知らないし、出会う人もすべて初対面だ。しかし「あっ、この人!」と何かを感じたり、誰に教えられたり指示された訳でもないのに得意だったり興味のあること、どうしても苦手な人や苦手な事があり、それはひとりひとり全く異なっているのは何故だろう。深い意識には記憶が蓄積され膨大な過去からの経験の積み重ねが埋蔵されているのかもしれない。自分の知らないそんな経験や意図に突き動かされて僕たちはそれぞれの道を歩んでいる。そんな気がするのは僕だけではないだろう。僕たちはこの地球で得られるあらゆる体験をいくつもの人生のなかで重ねてゆき、深く重厚な愛から浅はかな策略まで様々なものを得てゆくのだろう。それらの経験は僕たちの生命の本質を深めてゆくことになり、地球上での体験を十分に重ねるまで、僕たちは再生を繰り返すのかも知れない。
その意味で地球は生命の学校なのかもしれない。僕たちは物質的な制限のある体で生きるという奇妙な経験のなかで成長するために、この地球にやってきた生命体なのだ。
そうして僕たちは何故このような経験を必要としどこから地球にやってきたのか、そして地球学校を修了したあと一体どこへゆくのか、今この時代に僕たちはその視野を拡げ、一回きりの人生を超えた世界を基礎に地球と人間の生命に向き合う必要に迫られているのではないか。

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