落葉

紅や黄色に色づき枝から舞い落ちる私たちに
あなたは儚さを感じるでしょうか
私たちは素晴らしい時を大いなる母とともに過ごし
今、旅立ちのときを迎えたのです。
大いなる樹は充分な愛情で私たちを満たし
私たちは大いなる樹のために養分を創造する役割を果たしました。
今私は更なる役割を果たすことでしょう。
大いなる樹が根を張る大地の養分となり
樹の葉としての役割から新たな領域へと飛び出します。
このとき葉としての姿は崩れ消え去るでしょう。
しかし私の意識は大いなる樹に育まれた自然の調和とともにあり
樹と大地、大気や水とともに調和を育む仕事を担ってゆくのです。

世代を超えて

秋、季節の境目を示す花が咲きました。
私たちが飛び交い蜜を吸う花も
この季節のものに変化してゆきます。
夏に蝶となった私は
これらの花の密を力に生きてゆきます。
そうして次の世代は長い冬をさなぎとして過ごし、
私の知らない春の花の中で
蝶となり生きてゆきます。
ここには世代を超えた循環があります。
それは私たちがこの地球とともに生きてきた年月の
証しとも言えるでしょう。

意志

私たち自然はつねに調和を創造しています。

そこにはヒトという自然の一員も含まれます。

ヒトの創る風景も、ヒトの創る機械も、

自然の調和に入ってくることは可能です。

そこに必要なものはただひとつ、

私たちの調和を尊重し、ここに加わるヒトの意志です。

この意志さえあれば、それは易々と実現できることなのです。

春の陽気

季節は太陽や天候だけが決めるものではありません。

私たち生命のありかたがそのまま季節となるのです。

春に萌え出づる新芽や若葉、新たな生命の誕生、

その清々しい姿こそが春という季節を創造するのです。

私が大地に顔をだすことで

春の陽気はさらに進んでゆくことでしょう。

風に乗る

強い北風も私には格好の遊び相手
風に逆らい上空を舞い、そのまま一気に下降する。
翼は私の意のままに風を操り、
私の眼光は見えない風を瞬時に読む。
私は風と戯れ、この星を翼で感じる。
トライ・トライ・トライ！
さあ、私はどこまでこの星をドライブできるだろう！

輝き

わたしたちが光り輝くのは

新鮮な空気と澄んだ水、

降り注ぐ陽光とともにあるからです。

あなたもよどみにはまり込んでいてはいけません。

この地球が育む美しい世界で

深い呼吸とともに私たちの息づかいを感じ

その生命を輝かせましょう。