2008年9月26日金曜日

サクラの下で

僕は週に2〜3回は軽いジョギングをすることにしている。ジョギングの後はお気に入りのサクラの木にもたれかかって休むのがお決まりだ。そして声にはださないけど、いつもサクラの木に話しかけている。ある日、いつものようにジョギングの後、休憩のためサクラにもたれかかり手をその大きな幹にかけると、人差し指に何かがパチッと嵌まる。"なに?"と思って手を見ると、そこにはサクラのめくれ上がった表皮がぴったり嵌まっていた。僕はサクラのメッセージのように感じた。"サクラからの贈り物の指輪!"それはとても質素だけど、とっても素敵な贈り物だった。
またあるとき、サクラが咲き終わり小さなサクランボがたくさんできていた。僕は試しにサクランボをつまんでみたが、まだまだサクランボはしっかり枝にくっついていて取れそうになかった。翌日、僕はまたサクランボに触れてみた。今度は実際に小さなサクランボを取って試しに食べてみようと思っていた。すると触れた瞬間、サクランボはポロッと枝から離れ、僕の手の中に転がり込んできた。もう一粒取ると、それも同じようにポロッと手の中に入ってくる。サクラが僕にプレゼントしてくれたようだ。そのサクランボは元々食用ではないし、口に入れると酸っぱくてとても食べられなかったけど、僕はサクラが贈り物をくれたんだと感じた。数日後、もう一度、今度は食べる気はなくどのくらいしっかり枝にくっついているのか試すためにサクランボを引っ張ってみた。サクランボはしっかり枝についたままで軽い力では取れそうになかった。何故、あのときだけあんなに簡単に取れたのだろう?このサクラは僕の心とどこかで繋がっているのだろうか?
僕は今もジョギングの後、このサクラの下で休んでいる。
サクラはいつも僕に安らぎを与えてくれる。

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